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君はマリオネットなんだよ。 舞台裏の台本、積み重ねられた資料、その最果て。
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それは、流石に無理ですよ・・・。

ということで、「機精にとっての食べるという行為についての意味」の考察。
ロゼの考察、最後の最後はPLがちょろっと。

先に警告しておきます。
まず「すあまの魅力」について延々と改行なしで語っています。
余りに読みづらすぎたので改行加えました^^^^

多分大事なのはその先からです。
暇な人は読んでもいいと思いますが、あまり、重要ではない気がします。笑
頭が痛くなっても私は責任取りません。取れません。
「お前何いってっかわかんねぇよゴルァ」等の意見は受け付けます。
残念ながら携帯さんには全く優しくない仕様です。

カテゴリは迷ったんですが、一応やっぱり考察、ということで。
あまりに長すぎたので大人しくたたんでおきます。


そして、ここから見えたもの。


すあまの魅力は、その味、食感、匂い、形、色、およそ「食べる」という行為を全て満足させてくれるという点にある。「食べる」、という行為はただ味を感じるだけでなく、「目で楽しむ」「口に含む」「噛む」「味わう」「飲み込む」という一連の動作を含める。ソレンティアで読んだ資料によると、人間界では日本という国の料理が「目で楽しむ」ものの最たるものだと書いてあり、また俺も添付された写真には大変に驚かされたものだ。芸術品だ。つまり、すあまも、そういうこと。俺はあの形が好きだ。店によって丸だったり四角だったりと色々だが、その丸みを帯びた形。どこを見ても滑らかな肌触りが分かるほどの見た目。完璧だ。冷たさなどどこにもない。つまり、俺はどんな形でもすあまであればなんでもよい。

そして色。それもまた店によるわけだが、俺の経験上多くは白やピンクをしていた。因みに俺が最初にすあまを与えられたのは子供の頃父親からであり、以来父親に何度もせがんでは買ってもらい、ついには機精界に小さいながら有名な会社ができた。・・・父親はもしかしたら人間界からすあまを買ってきていたのかもしれない。もしくは行商人を介してソレンティアで購入したのかも。とにかく最初俺にとってはあまり口にすることのできないものであり、それを食べることのできることの至福といったら!

・・・話がずれた。色はピンクと白が綺麗に並んでいるのが好きだ。淡いピンクと白が幸せだ。そして俺は両方好きだ。味に違いはない。何度も言うが、食い物の見た目は大事だ。

目の保養を十分にしたところで、食感。むにむにとしたあの食感はマシュマロなぞには出せない弾力と重みがある。口の中がぱさぱさしない。じんわりと味が広がるためには口の温度で融けないことが必要であり、かつ口にしっとりとなじむこと。そして何度も噛む。同じ弾力が返ってくる。あぁ思い出すだけで幸せな気分になる。

食感と共に感じるのは味。あの控えめな甘い味は、砂糖を前面に押し出した甘ったるさではなく、チョコレートのような重たい甘さでもなく、果糖のような爽やかな甘さでもない。白砂糖が適度に甘さを控え、実に上品な味に仕上がっている。甘い物好きには物足りない顔をされるだろうが、俺はあれが好きだ。もちろん甘いチョコもビターチョコも嫌いではないし、キシリトール系のガムだって嫌いではない。マシュマロは苦手だが。でも、甘さなぞ極端に振れてしまえばいいのに、敢えて微妙なところをいくところが素敵だ。元来俺は堂々たるメインを張るものよりも、その横にいるものや、その影に隠れてしまうようなものが好きだ。菓子に限らず。パフェでいえば突き刺さっているバナナのその隣にこっそり刺さっているウェハース、音楽でいえばボーカルやギターよりもそれを支えるドラム・ベースのリズム隊、あとは、そうだな、歴史上の有名人よりも、その有名人を有名人に仕立て上げるに至った過程で倒れていった戦士たち、そしてその大将。どれも、これも価値のあるものだ。

・・・また脱線した。味だ。粉と砂糖以外の味がしないのがいい。雑味がない。料理は色々なものを混ぜて作るが、ここまで原料レベルの味しかしない、というものも少ない。その素朴さが、好きだ。そして、それを飲み込む。喉を通り、胃に収まる。一口齧るだけでこれだけの過程を要し、択一幸せを与えてくれるすあまを、俺が嫌いになれるはずがあるか。いやない。それもこれも俺がものが見え、ものを食え、味わうことができるから。ナノスの一部にしか与えられていない「食べる」という機能、これを俺が1人のフォウスとして享受している。



・・・じゃあなぜ俺はものを食うのか。必要だから?それならナノスと同じ固形燃料でもいいのか?錠剤を飲めば生きていくのに必要な栄養素は取れるだろう。それを、俺はする気にはならない。何故?
ナノスはなぜ燃料でいいのか。機能がついていないから。食べることが必要ないから。
ソレンティアの連中は置いておいて、機精界ではナノスはものを食べない。飲まない。
機能の切り替えができるやつは、主人との食事にのみオンにしていく。

必要が、ない?
食事が必要ないということは、食べ物を愛でる必要がないことであり、食む必要がないのであり、噛むこと、味わうこと、飲むことを必要としない。必要としないということはそこに価値がない、ということ。
なぜソレンティアにはナノス用の食事があるのか?

「食事をする」ということは一定の場所に留まり、先ほどから述べている工程を何度も繰り返し、盆に乗った料理を食べるだけに留まらない。友人たちとの会話、一緒に時を過ごす必要性を重視した結果、「一緒に食事をする必要がある」からこそ機能をオンにし、その食事を取る。
もし友人がいなければスイッチを切って、背中なり腰なりの補充装置から燃料を入れればいいだけだ。

・・・あぁ、知り合ったナノスは、こちらにきてスイッチを入れていた。
必要性を感じたからだろう。

つまり、そういうこと。生きるには、食べることが必要不可欠なのだと目の当たりにしたから。ナノスが特異な存在であることを自覚した所為ではないのか。


では主題に戻ろう。なぜ食べるのか。

人間も妖精も獣人も、フォウスも、食べる。
団欒については十分に考察したので置いておいて、他になんの意義があるのか?
あぁ、一昨日倒れて点滴を打った。栄養は足りているのに、どうにも腹が減っていた。
多分腹自体は減っていなかっただろうが、口に物を入れたかったんだろう。
当然昨日はすあまを食べたわけだが、すあまの魅力については十分上で語ったと思うので、割愛する。
なぜ俺はすあまを食べたくなったのか。

俺たちが食べ物を食べることは、食物連鎖の頂点に立つこと。
そうやって、生きてきた。
原材料を手に入れる。包丁を入れて皮を取ったり不必要な部分を切る。火を通したり揚げたり、そのままにして、更に盛り付ける。テーブルの上に持ってくる。
「いただきます」と、言う。

この一連の動作は、明らかにただ生きていくのには無駄だ。その無駄を排除した結果がナノスであり、それは明らかに他の種族とは変わっている点である。つまり、どの種族にも共通して言えることは、無駄。人は無駄を必要として生きている。

食べて、排泄するのも一緒だ。中で全部分解してしまえば残りなどでないのに、それをこの身体はできない。一つの器官で全てやってしまえばいいのに、腸は必要な栄養素を取り込み、残りを捨てるためにあれだけの長さを必要とした。


生き物を生き物足らしめるのは、その無駄。

ナノスを作る研究は、いかに忠実、精密、ミスと無駄がないものを作ろうとしている。

生きるのには、ミスも無駄も、必要。

・・・どちらが幸せだ?
・・・それはまた話が別か。


この食べるという過程が無駄を生むものだとしても、それでもその価値はあると言えるのだろうな。

食べることの価値を、一体どれほどの人が自覚して生きているのだろう。
 

基本的な価値を認識できない、しないことが、俺たちがこれからも進化を続ける理由。
 

(頭が、痛い。)





***
お友達のPL様に「次何がいいかなぁ」って聞いたら答えてくれました。
避けては通れない道なのでやってみました。
因みにすあまについて1500弱、その後のが1400弱です。
・・・なにこれすあま語りなの?
書いてて地味に豆腐小○を思いました。彼なら豆腐について延々とこう語るに違いない。
お話が合いそうなPL様はこそっと教えてください^^←

それもこれもお友達のPL様が最初に、「すあまの魅力について2000字」と無茶を仰ったからでございます。
私、悪くない。
最大限の努力はしたつもりです。
そして、全部、私です^^←反省しなさい

ここまで長々と読んでいただいてありがとうございました。
 
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まさか
マジにすあまに二千字の努力をしてくれるとは…恐れ入りましたwwww
すあまがちょっと食べたくなったんですが…語るロゼたんかわゆすな!どんだけ魅力にとりつかれてんだと。笑

無駄云々のとこは、ああなるほど確かに!うちのダルフは無駄しまくった挙げ句にああなったと…ナノスは体型の変化ないもんね。無駄して太ることが出来るのは幸せな特権かもなーなんて!

というかその場合、フォウスは有機体なわけだけど、食べ物を食べてそれを吸収して体の一部にする、という機能はあるんだろーか。そこも不思議…定期的に培養される(つまり外から己の力以外で作り上げられる)ことで体が保たれてるのかなとか…それか、誕生した後は栄養摂取して自力で体を維持していくのか。教えてソレンティアの中の人/(^o^)\
ロゼたんの考察は私的にも為になるよ!

あ、でも初号機は使徒食って腕生やしたからなぁ(最後にフォウス=エヴァ説にこだわってみる)
ぎり@PL 2009/09/22(Tue)09:24: 編集
ぎり@PL様>
すみませんやってしまいましたw
そして誤字脱字をちょこっと訂正・・・すみません(ノД`)

すあまが食べたくなったと仰いますが、ロゼの計画通りです(によ←
こんなに熱い子じゃなかったんだけどな・・・笑
どこをどう間違えたんだか。

確かに、食べ過ぎて太るとかナノスにないですよね。寧ろ壊れる。笑
そうすると身体が柔軟に対応してぶくぶくになるのは、やっぱり生き物としての特権であり無駄であり、幸せ・・・かもしれない。笑

フォウスは有機で構成され、「生体だから風邪もひく」って資料で読んだ気がするんですよね。
生体で風邪も引く=他の生体と同じ って考えてました。
生まれてからは自立していく、っていう。
確かにちゃんと消化器官とかついてんのかな。アレとか。盲腸とかなんのかな。笑

あと最初から知識を持ってる、って書いてあるから「その後に記憶の埋め込みはできるのか」「上書きはどうなのか」とか気になるよ塔の人!!笑

まぁ、脳内もすあまで出来てるようなふにゃふにゃですけどね!笑

使徒を食べることで機能を取り込む→再生の流れを果たしてフォウスができるのか。笑
ロゼPL 2009/09/22(Tue)19:42: 編集
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